用語の定義
コンクリートライブラリー126
「施工性能にもとづくコンクリートの配合設計・施工指針(案)」より
用 語 |
定 義 |
打込みの最小スランプ | 円滑かつ密実に型枠内に打込みができるために必要な最小スランプ。 |
荷卸し箇所の目標スランプ | トラックアジテータ車などによる場外運搬機械から現場のポンプ車のホッパー等に荷卸しされる時点での目標スランプ。 打込みの最小スランプに場内運搬によるスランプの低下とスランプの許容差を加えたスランプ。 |
練上がりの目標スランプ | コンクリートの配合設計および製造において目標とするスランプ。 荷卸し箇所の目標スランプに、レディーミクストコンクリート工場から荷卸し箇所に至る場外運搬によるスランプの低下を加えたスランプ。 |
スランプの許容差 | スランプ試験による試験値のばらつきを想定した上で、試験値がそれを下回る確立がある一定の値となることを保証される値と目標スランプとの差。 |
締固め作業高さ | コンクリートの締固めを行う作業員の足元の位置から型枠下端(またはそのリフトの下端)までの最大高さ。一般的な打込み1リフトの高さや壁型枠や柱型枠の高さと同義ではない。 |
鋼材料 | 1回に連続してコンクリートを打ち込む区間の鋼材料をコンクリート容積で除した、想定した締固め領域内の単位容積当たりの鋼材量。 |
平均鉄筋量 | PC部材に用いる構造条件であり、PC鋼材、シース、定着具を含まない1回に連続してコンクリートを打ち込む区間の鉄筋量をコンクリート容積で除した鋼材量。 |
試し練り | 実際の環境条件や施工条件を想定し、所要の施工性能を満足するコンクリートの示方配合を決定するために行う試験練りの行為。 |