2002版のメモ-------------------------------------------------

構造物の設計
 形状・寸法・配筋等の構造詳細を、材料、施工法、維持管理等の経済性を考慮して決定する。

設計耐用期間
 構造物に要求される供用期間とライフサイクルコスト、環境条件、耐久性能から定める。

安全係数
 コンクリート構造物においては、部材断面耐力計算の不確実性による等の設計に起因する性能のばらつきもあるが、その多くは、材料の変動や施工による品質のばらつきである。構造物中のコンクリートは、ブリーディングや締固め不良による材料分離の影響で、コンクリートが本来有している性能と異なる。このため適切な安全係数を定めて設計する必要がある。

鉄筋コンクリート
 鉄筋で補強されたコンクリートで、外力に対して両者一体となって働くもの。

設計基準強度
 構造計算において、基準とするコンクリートの強度。一般に材齢28日における圧縮強度(f'ck)。

配合強度
 コンクリートの配合を決める場合に目標とする強度。一般に材齢28日における圧縮強度(f'cr)。

配合設計
 設定されたコンクリートの性能を満足するように、材料及びその配合を定める一連の作業が配合設計である。



コンクリート強度は圧縮強度以外に、
引張強度:一般に圧縮強度の8〜12%。
曲げ強度:一般に圧縮強度の1/8〜1/5程度。
付着強度:(1)鉄筋とペーストの粘着力、(2)鉄筋とコンクリートの摩擦力、(3)鉄筋表面の凸凹による物理的な付着力だが(3)の影響大。

支圧強度はPC緊張定着部の圧縮強度。