2002版のメモ-------------------------------------------------

コンクリート構造物の耐久性
 コンクリート構造物の耐久性に影響を与える因子は、中性化、塩化物イオンの侵入、凍結融解作用、化学的侵食、アルカリシリカ反応等がある。これらの因子について耐久性照査を行い、コンクリート構造物が所要の性能を設計耐用期間にわたって保持することを確認しなければならない。
 これらの因子は複合して作用するのが普通であるが、卓越する因子の影響を独立に評価することで十分な場合も多い。
 ひび割れが存在する場合のコンクリート構造物の耐久性に関しては、”許容ひび割れ”以下で、かつ、上記の因子の照査をクリアーすれば所要の耐久性を確保できるものと考える。
 コンクリート構造物の耐久性に最も大きく関与するのは鋼材の腐食である。