| 耐久性は一般に”劣化に対する抵抗性”と定義される。コンクリート構造物の代表的な劣化メカニズムとしては、中性化、塩害、凍害、アルカリ骨材反応、化学的侵食、疲労がある。コンクリート構造物の耐久性はコンクリートのみならず、鋼材の腐食問題であることも多い。 |
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| コンクリートの変状は初期欠陥、経年劣化、構造的変状に大別できる。 |
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| 初期欠陥 |
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ジャンカ |
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| コールドジョイント |
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| 内部欠陥 |
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| 砂すじ |
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| 表面気泡 |
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| 経年劣化 |
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ひび割れ・浮き・剥落 |
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| 錆汁 |
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| エフロレッセンス |
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| 汚れ、変色 |
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| すり減り |
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| 構造的変状 |
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たわみ |
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| 変形 |
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| 振動 |
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| 劣化は、外部から空気や水がコンクリート中に侵入してくるために生じることが多い。 |
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コンクリート打設後は、水和反応に伴い水和生成物の体積が元の水とセメントの体積より10〜13%程減少する。そのために生じる空隙に外部から空気や水が侵入する。 |
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↓ |
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↓ |
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↓ |
| 耐久性の大きなコンクリートを造るためには空気等が侵入しにくい密実なコンクリートにすることである。 |
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水セメント比をある程度小さくし、ブリージングの少ないコンクリートにする。 |
打設後は十分に水を供給して水和反応を持続させ、空隙を小さくする。 |
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