土木技術者の倫理
事例分析を中心として
土木教育委員会 倫理教育小委員会
委員長 池田駿介氏のまえがきより
土木学会では1938年に発表した「土木技術者の信条および実践要領」を発展的に改訂するかたちで、1999年に「土木技術者の倫理規定」を制定した。しかし、倫理規定は作成すればそれでよいというものではなく、その正しい理解と普及が必要である。そのためには、技術者倫理の持つ意味を適切に説明し、その実践に当たって参考となる実際問題に即した事例を記した書籍が必要である。
第1編 技術者倫理総論
第2編 事例と考察
第3編 技術者倫理に関する演習問題
第1編 第2章 技術者倫理は如何にあるべきか 〜君は青山士を超えたか?!〜 より
内務省土木局技監で、第23代土木学会会長であった青山が委員長を務めた”土木学会相互規約調査委員会”で「土木技術者の信条および実践要綱」が成文化される。
*参考リンク:
青山 士アーカイブス(土木学会)
第1編 第5章 アカウンタビリティーと土木技術者の倫理 より
アカウンタビリティーを一般化して定義すると「力の付与又は力の行使に関して課せられた責任を果たしたかどうかを説明する責任」となる。