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GIS 学習記録 2012〜



    自由研究 GIS学習記録


GIS基礎技術研究会 第4回に行ってきました。
Emergency  Mappingは被災最小化への最強ツールだ。

H24.9.15 の研究会に参加。(独)科学技術推進機構の古屋氏の講演が午前にあった。
地理空間情報を活用した災害対応業務支援についての報告であった。

地理空間情報を用いた被災地支援は、2001年9月11日に発生した米国のテロ事件、WTCビル崩壊災害があげられる。
EMDC(Emergency Mapping and Data Center)と呼ばれるマップ作成やこれに関わるデータ収集を行う機関を立ち上げ、 市や州、政府、建設業者、マスコミなどの活動を支援したとのこと。

この取り組みも参考とされ、
日本では、2007年7月の新潟県中越沖地震で新潟県庁にEMC(
Emergency Mapping Center)が立ち 上がった。
これは我が国の災害対策至上初めての取り組みであった。
実行部隊は、産官学民のメンバーからなる「新潟県中越沖地震災害対応支援GISチーム」が対応されたそうである。
災害対策本部会議のための地図や、その他関係機関の災害対応業務を支援するための地図を作成支援した。
その地図の数たるや、139種類にも上ったそうだ。

東日本大震災においても、内閣府を主導としたEMCが設立され、成果を上げた。作成された地図の紹介は以下のサイトに公開されている。
東北地方太平洋沖地震緊急地図作成チーム(EMT)の成果

また、講演中のKeyWordsのひとつ「マッシュアップ」。
IT用語辞典バイナリによれば、マッシュアップとは「複数の異なる提供元の技術やコンテンツを複合させて新しいサービスを形作ることである。 複数のAPIを組み合わせて形成された、あたかもひとつのWebサービスであるかのような機能」とされている。
講演資料からは、「どこにどのような情報があるのか、どのように使えるかは素人にはなかなかわからない。テーマ、場所、時間に基づき様々な情報を Mashupすることにより新たな価値が生まれる」とある。

様々な情報の組み合わせと、それを見た被災者や第三者が、新たな情報のニーズを発見できるだろう。

「我が国はどのような情報流通を目指すべきか。」
質疑応答の中で、EMTは国としてやる必要があるのか。EMTの成果をうまく自治体へ権限委譲できていない印象があるとの意見もあった。災害は地域で起き る。地域にどこまでこのEMTの成果を出したのか。今後国の施策にどこまで反映するのか。という意見があった。
その意見はよく理解できた。震災の復興は未だ順調とはいえない。情報がうまく行政へ利活用されている印象が薄い。
ただ、このような取り組みは、やはり国が主導で動いてみなければ、事例ができないと私は思う。
大きなアクション、技術的アピールは、やって見せてもらわなければ分からない。どう動けばいいのかわからないのが本音と思う。一つ事例を作れば次に備える ことが出来る。

GIS技術は徐々に発展しているが、それでも未だ十分に行政に溶け込んでいるとは言いがたい。
結局は、色々な見地から、多くの人が動いて経験を積み、よりよい手法を集約していくしかないと思う。

大災害は頻度が少ない。経験が多くつめない。しかし平時とはデータの作り込み方も変わる。時代も技術も刻一刻と進歩する。
誰がやるのか、どうやるのか。手法を一つに決めるには、まだまだ未成熟な分野と思っている。
Emergency  Mappingは後追いかもしれ ないが、次の大災害に対して被害最小化を図る最強のツールになるのではないか。
(そう思っていなけれ ば、こうやって勉強しないしね。) (2012.9)





復習をかねて その1 GISの時 代背景
昨年度は 多くのGIS関連の講習、研修を受講した。もう1年近くたつのだが、全く復習する時間がなかった。
少しずつまとめて、コー ナーとしてまとめたいと思う。

1960年代 Rトムリ ンソンがカナダでGISの概念提案。森林管理がスタート。ESRI社、Intergraph社が設立された年代。
1970年代 地球観測衛星ランドサット打ち上げ。この年代はグラフィックディスプレイがなかった。
       この時代Mac,Win,スティーブジョブズ・・・
1980年代 GPS運用開始。この年代のGPSは軍事利用。
       UIS(Urban Information System都市情報システム)、都市政策情報システム (UIS2)など建設省プロジェクト開始。

1990年代 1995 年阪神淡路大震災を契機に大きく変化。GIS関係省庁連絡会議が発足。カーナビ、インターネットが普及。
       「国土市街地情報基盤の整備及びGISの普及の促進に関する長期計画」(1996)
       「国土市街地情報基盤標準及び整備計画」(1999)
       「GISアクションプログラム2002-2005」(2002)
       MS-DOSからWinへ
2000年代 Google地図、imodeGPSつき携帯、スマートフォン 
 (2012.8)



GIS基礎技術研究会 第2回に行ってきました。
H24.7.21 の研究会に参加。EBP政策基礎研究所の方の講演が午前にあった。
健康・福祉の分野か ら・・・いや、GISプロフェッショナルから健康・福祉分野へアプローチされた方だ。
女性でありながらもパワ フルで、諸外国での大学や研究機関を主体とした職務に就かれていた。
所々、気になる wordsを、講演中や、質疑応答などで入れてくださった。
うちごまも「今後はこう 言えば伝わりやすいのかな?」と参考になったものを備忘録として。

・データの表現方法。 テーブルだけの表現ではインパクトがない。マップだとキャッチーに伝わる。

・GIS を個人の中で完成させるのは時間がかかる。データベース、プログラム開発などの周辺知識が必要。
 プラス、GIS でなにを表現したいのか。GISとは違う本業をもつ場合はこれも極める必要ある。
 だから目指す人が少な いのかも。

・GIS は意思決定支援ツール。

・GIS は色々な分野の活用にふれられる。

・日本でGIS が諸外国に比べて普及しない理由は?
 諸外国に比してデータ が取りにくい。
 データがオープンでな い部分が多い。
 日本の抱える問題。地 籍の不整合や、ジオコーディングしにくい区割り。
 個人情報の漏洩警戒 (これはどの国も?)。

・「GIS でここまでできる気がするんだけど、なんとかならない?」的な、行政からのリクエストがないだろうか。
 諸外国では、「なんと かならない?」の漠然としたオーダーがほとんど。
 そのオーダーに答える 「GISコンサルタン」トという職種が成り立っている現実。 (2012.7)


GIS基礎技術研究会 第1回に行ってきました。
黒木貴一氏 福岡教育大学 教育学部 社会科教育講座
H24.6.9の九州大 学で開催された「GIS基礎技術研究会」に参加。黒木先生の講演があった。
体当たり的な現地での測 量術と、このデータを土台としたGISデータ作りは、最近デスクワークがほとんどのうちごまにとって、かなり新鮮度が高かった。根本の復習もさせていただ いた。
パワフルな講演に相反し て、質疑応答では、一つ一つ丁寧に応対されている様子が印象に残った。
「学生さんたちがGIS に触れる前と触れた後ではどう変化したか」という会場からの問いには、

(GIS操作に関しての スキルアップなどは別として)様々で膨大な事象や情報の中で自分は存在しているんだということに気づくため、自己中心的な思考回路 になりにくくなったことはよいことだが、逆に、データで結論を出そうとして、現場を軽視するようになったのが悪いところ。

というような趣旨を言わ れていた。言い得て妙。 (2012.6)


本の紹介
ちづかマップ
ちづかマップという
マンガ本購入しました。
  
「ちづかマップ」 
衿沢世衣子著
講談社
女子高生のちづかちゃん (昔のうちごまの面影あり・・ん?)は、今時珍しいアナログ人間ですが、古地図が大好きなようです。
登場キャラの祖父と同級 生との掛け合いを重ねながら、尋ね人探しにチャレンジしていくストーリーです。
フツーに読めばフツーの ほのぼのマンガですが、
GISに興味をもった人 には、とっても身につまされるキーワードが書いてると思います。 
・じいちゃんの持ってい る戦後からのお仕事の歴史資料
・しかもこの資料はすべ て紙!
・後世への情報の継承
・古地図や古くから住む 人からの情報が今に活きる
・今の高齢層は比較的 PCやケータイなど通信機器に興味ある
・人の暮らしにマップは 根付いている。
 (観光マップ、おつか いマップ・・・)
GISは地図をつかいな がら情報をアーカイブしていける、とっても便利なツールだと、うちごまは思っています。