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上 町台地・三川合流
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    自由研究 上町台地・三川合流 2018.2


 上町台地・三川合流付近 マッピング 
 豊 臣から徳川、そして明治まで栄えつづけた淀川、宇治川、桂川、木津川付近の船着き場や城、神社をマッピングしてみた。

 大きな水害や地震災害のリスクを抱えつつ、数百年と栄えることができた理由は今後の土木に活かせるか。



これに断層も入れると面白いのだけど。


 大阪がかかえるリスク、対策
2018/3/7 大阪府、寝屋川北部地下河川整備 国に大深度地下使用を本申請(建設工業)
2018/3/6
大阪市大水害 浸水3日後でも8万人孤立想定(国交省)・・・上町台地より西は浸水

大阪府、南海トラフ地震対策 津波浸水想定

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 上町台地に関連する論文
  ・地震調査研究推進本部の大 阪府とその周辺の地震活動について。
  ・河田先生のチームの論文2016。「上 町断層帯地震による地盤変動に伴う東部大阪の氾濫リスクへの影響」
  ・産総研の論文2015「上 町断層帯の最新活動と河内平野の地形環境変化」





 船着き場からの視点
 
  

これも 2014.1水の都、大阪。橋巡り。で撮影。
    
ここは大川(旧淀川)の天神橋の近く。左の写真が渡辺津
   ・・・→「渡辺」 とは職業や渡し場に由来し、地名の渡辺ではここが古い歴史を持つ。

平安時代からある 船着き場。京都からここで下船し、熊 野街道へ向かったらしい。
   ・・・→熊野街道(紀伊路)は上町台地の西沿いから稜線沿いに南下する伊勢や熊野三山への道。
そして江戸時代は八軒家浜と呼ばれ、京都伏見までの淀川三十石船な どの舟運の主要港として栄えたそうだ。

このリンクのレ ポートがわかりやすかった。伏見は豊臣の時代をはじめに栄えたが、ここでもまた三川合流の話がでる。
巨椋池の北端付近にあたる伏見は、秀吉により宇治川を巨椋池から切り離された。また、伏見港を作り、舟運が集中した。

途中の宿場町として栄えたのが淀川左岸の枚 方。また、その北の橋 本
対岸の高槻柱本はく らわんか船の発祥の地と言われる。山崎には渡し場があった。







 
上町台地から 
  
堺筋線は上町台地西側沿いと いう話から、どうにも上町台地が気になり始めた。
上町台地の北方に大阪城があるのは理解した。では南方には・・・あれ。仁徳天皇陵のあたり?・・・やっぱり重 ね図を作っている方がいた。
大阪城や古墳群。大阪湾や奈良盆地の軟弱に作らないだろうなと思った。今や当時とは全く異なる地形なのだ。

仁徳天皇を 調べていると、このリンク記事。「今も語りかける茨田堤」という節寝屋川市史第10巻に掲載の図にあたった。
先月の三 川合流地帯の図より詳細な河内平野の河川。そして、仁徳天皇が淀川、古川、寝屋川の堤防を手がけたという内容だった。
うちごまの尊敬する技術者の一人、佐藤直良氏の講話を以前お聞きした際、「日 本最古の堤防」というお話があり、興味を持ったが、その後追いかけて調べていなかった。

また、上町台地の北方、東西に日 本最古の人工河川「難波の堀江」を開いたのも仁徳天皇だそうだ。上町台地の北西側は砂州が堆積しており、それを開削したようだ。洪 水対策、水運の機能を兼ねている。ここから遣唐使が出発していたという。
2014.1水の都、大阪。橋巡り。で撮影の写真。大川(旧淀川)の天神橋のあたりが難波堀江らしい。


ところで、大和川は昔、今の八尾市→放出→・・・大川へと南か ら北へ流れていたそうだ。江戸時代に付替事業があったそうだ。
河内平野にはおぞましい程の河 川が集中していたのだなと思う。大和川も面白そう。今後のテーマに。

寝 屋川流域水害対策計画」という大阪府サイト。
これまでの寝屋川の変遷について記述あり。





 正月の現地視察 2018.1

  
 

今年もうちごまよろしくお願いいたします。
さて、年明けは関西から。
桂川、宇治川、木津川の三 川合流地帯。昭和に入り、今の姿に整備されているという。

この付近、フルフラット。
縄文の 海進では海の底。


電車が高い堤防の法尻を走る。
  




宇治駅

構内







宇治川下流

宇治川上流。






地下鉄堺筋線は上町台地の 西側沿いを南北に走る。通天閣もその延長線上。
これより西は古代、大阪湾だった。



所変わって、通天閣。耐震補 強工事された。
竹 中工務店さんの技術です。





  
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