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木遺産へ突撃 2013.09.21 |
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思い立って、いきなり強行日帰り旅の決行!
涼しくなってから行こうかと思っていた場所ですが、せっかくの三連休で行ってきました。
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いざ、熊本へ。九州自動車道御船ICを降りて
国道445号沿い。
下鶴眼鏡橋。
八勢川(緑川水系の支流)に架かる。
橋のたもとに立つ案内板によると、
東京の二重橋や日本橋、通潤橋などを架設した名石工、
橋本勘五郎・弥熊親子により
明治15年から19年の4年間で建設された。
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橋の欄干。
今ならこんな贅沢なデザインは却下されるのだろうな。 |
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橋長約23m、橋幅約6m。橋の欄干に擬宝珠
がある。 |
橋から見える七滝川第二発電所。株式会社チッ
ソの所有。
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次に、金内橋。
大小2連のアーチなのだが、アングルがうまくとれず。
写真左側に小さなアーチがある。
熊本県HPによると、長さ31m、幅5.5m、高さ7.4m。
嘉永3年(1850年)、石工は宇一と丈八(後の橋本勘五郎)親子。
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やってきました。通潤橋。長
さ75.6m、幅6.3m、高さ20.2m、
アーチの直径28.1mの用水路を通すための石橋。
この規模を1年8ヶ月で完成させた。
石工はここも、種山石工の宇市、丈八、甚平。
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石造アーチ架橋サイフォン式。通水量は一昼夜
15,000m3。
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通水樋管側。三つの石造の樋管が見える。この
日は堰で止められていた。
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通潤橋を流れない水は通水樋管の脇から放水。
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三連の通水管。蛇行している様子がわかる。
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ちなみに、通潤橋駐車場から通潤橋までのアク
セスとなる遊歩道。
土木遺産とは頑張ってもなれないだろう。
石積みを意識したのか石張りの遊歩道は、
目が粗くて足を引っかけるし、所々石張りが剥がれている。
今から100年後にこれが残っているのだろうか。
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円形分水工。
笹原川の水を地区別に分水する装置。
河川から取水し、中央からその水が湧き出している。
ここから通潤橋を通じて白糸台地へ水が供給された。
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高千穂峡へ移動。
真名井の滝。高さ17m。手漕ボートで高千穂峡巡りもできますが、
今回は上から見物。五ヶ瀬川の水が青い。
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ガイドマップによると、阿蘇火山活動で噴出し
た溶岩流が
五ヶ瀬川沿いに帯状に流れ、急激に冷却されて柱状節理ができた。
高いところで100mの断崖になる。
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仙人の屏風岩といわれる。高さ70m。仙人に
こそなせる業のような造形美ということで名付けられたそうだ。
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甌穴という、河底の岩にできる円筒形の深い
穴。岩のくぼみや割れ目に入った小石が渦巻きにより岩を削り、このような穴が出来る。
これが幾つも連続するのが見もの。
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帰路で見かけた国道218号高千穂バイパス道路の神都高千穂大橋。
平成15年に完成。橋長300m、高さ115m。
国内第2位のアーチ支間長だそう。
RC
逆ランガーアーチ橋
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