ホーム 用語 コン・メンテ 土 倫理 気象・防災 災害の記録・報道 環境 データ 業界紙 話題の倉庫 御利用について |
診断維持 アセット |
セメントの基本 クリンカーの主成分
中庸熱ポルトランドセメントは、C3Sの含有量が50%以下、C3Aが8%以下。水和熱が材齢7日で290J/g以下、材齢28日で340J/g以下。 低熱ポルトランドセメントは、C2Sの含有量が40%以上C3Aが6%以下。水和熱が材齢7日で250J/g以下、材齢28日で290J/g以下。 早強ポルトランドセメントは、C3SやC3Aの含有量規定無し。 耐硫酸塩ポルトランドセメントは、C3Aが4%以下。 セメントの少量混合成分 (2019年改正) 「少量混合成分」が明確に定められた。成分は高炉スラグ、シリカ質混合材、フライアッシュ、石灰石。 高炉スラグ=高炉水砕スラグとコンクリート用高炉スラグ微粉末の2種類。 シリカ質混合材=二酸化ケイ素を60%以上含むもの。 フライアッシュ=JIS A 6201に規定するT種またはU種 石灰石=炭酸カルシウムの含有率が90%以上、かつ酸化アルミニウムの含有率が1.0%以下 普通ポルトランドセメント、早強、超早強には質量で0〜5%の少量混合成分の含有が認められた。また、エコセメントは石灰石だけを質量で0〜5%含有することが認められた。 主なセメントの種類と記号 セメントが完全に水和するのに必要な水は、セメント質量に対して、化学的結合に約25%、水和ゲルの表面に吸着するのが15%程。
コンクリートの基本 コンクリートの基礎知識(JCI) 生コンクリートのJIS(日本工業規格)について(JCI) 生コンクリートの購入方法(山口県生コンクリート工業組合) 認証契約の終了・認証の取消しリスト(建材試験センター) 生コンの規格 生コンは「強度」の要素を主としているが、水セメント比(W/C)は、ひび割れ抵抗性、水密性、鉄筋保護性能、耐久性等からも決定しなければならない。また、作業性も重要な要素である。 設計意図を理解し、構造物が所用の性能を満たし難いと判断される場合は、発注者と協議すべきである。 また、生コン製造工場に、現場条件を十分理解してもらうことは大切な事である。特記仕様書の内容を電話等で伝えるだけでは、施工管理にならない。 砕石粗骨材 天然粗骨材を砕石に代えると→単位水量が増す→骨材下面や鉄筋下面に水が溜まりやすくなる コンクリートの圧縮強度に対する骨材の影響について(JCI) (1)主にモルタル部分と粗骨材の界面に生じる付着ひび割れに影響を及ぼしうる粗骨材の物性---粒度,粒形 (2)主にモルタル部分に生じるひび割れに影響を及ぼしうる粗骨材の物性---粘土塊量,微粒分量 (3)主に粗骨材内部に生じるひび割れに影響を及ぼしうる粗骨材の物性---絶乾密度,吸水率,すり減り量,破砕値,点載荷強さ,強度,ヤング係数 採石の規格(益田興産) 練り混ぜ水 1)水道法第4条に適合する水 同法ならびに同法に定める基準 2)上水道水以外の水に関するJIS A 5308付属書
回収水は上澄水とスラッジ水に区分される。 回収水の元は1)や2)であるので、おかしなことではない。 JCI報告=上澄水は上水と同様に使用して差し支えない。 スラッジ水の固形分はセメント質量の3%以下とし、適正な配合補正を行うこと。 JIS=回収水の基準に準拠。 スラッジ水の固形分は3%を越えてはならない。
混和剤について(JCI) コンクリート混和剤の化学(秀島、戸田) コンクリート用化学混和剤規格と製品情報(コンクリート用化学混和剤協会) 高性能AE減水剤を用いた流動化コンクリート配合設定の手引き(案)−改訂版−(H21 四国地整) 混和剤の神様:花王石鹸の服部健一先生の論文 コンクリート防備録 と 特殊コンクリート防備録 個人的な防備録が基本になってますので、内容等について間違いがあることを了解下さい。 2009.9現在の記録です。 正確な数値や解釈は、コンクリート標準示方書、JASS5、コンクリートライブラリー各本、論文集などで御確認願います。
コンクリートの3相(東工大) 耐久性を考える場合、3相の概念が必要。 遷移材齢時(打設後から硬化まで)にコンクリートは粘性流動体から弾性体へ変化する。この時に自己収縮などの問題が発生、耐久性に影響を与える。 参考=細孔空隙構造からのコンクリートの各種特性の形成機構に関する検討(橋田 浩) 鉄筋コンクリート(RC)棒部材の破壊について(JCI) コンクリート標準示方書 2012年制定コン示に合わせ、この頁の内容やリンクを最新化する時間を取れない状況です。改正のポイントを書き出してますので、参考にしてください(u.yan)
2007年制定 コンクリート標準示方書施工編
指針やマニュアル等に関して
マスコンクリートのひび割れ制御指針2016 正誤表(2019年4月12日版(JCI) コンクリートダム、86%で工事中に温度ひび割れ発生。特記仕様書に協議事項明記を。日本ダム協会(2021/08 建設工業) 共通仕様書で、事前に想定していないひび割れの対応に関する直接的な記載がないことを改めて指摘。特記仕様書でもそうした記載が少ない。 ダム協会は、完全にひび割れを予防することが非常に難しいとの認識を強めている。 コンクリートの凝結と始発 意外に固まるのが早く、3.5N/mmでの再振動が遅いと感じた等、マニュアルの内側になるのを体験された方も多いと思う。 下記を目安に、区画割りや打ち継ぎ計画を立てるのが良い。 凝結時間に関するアンサー(山口県生コンクリート工業組合) コールドジョイントの防止策に関して ・コン示 許容打重ね時間間隔は、下表を標準とする。
JIS A 1147 「コンクリートの凝結時間試験方法」による凝結時間は、一般のコンクリート構造物で、始発時間5〜7時間、終結時間6〜10時間程度。 ←旧版はこちらです 鉄筋コンクリート構造の性能照査の流れ(長岡技術科学大) 骨材・混和材 コンクリートの圧縮強度に対する骨材の影響について(JCI) 再生骨材を構造用コンクリートで使用する上で課題となる吸水率や有害物質などの基本物性に関する調査(棚野博之) フライアッシュの未燃カーボン燃焼除去 改質石炭灰(ゼロテクノ) 鉱物質の混和材を混入したコンクリートの塩化物の拡散性能に関する研究(李、金、兪、金) シリカフュームを骨材として用いたコンクリート(吉澤啓典) 200N強度-シリカフュームプレミックスセメント(太平洋セメント) 低熱とシリカフューム 各種シリカフュームの評価資料(日本電気硝子) シリカフュームを利用したコンクリートの早強性に関する研究(伊東、丸山) コンクリート用スラグ骨材の種類(JCI) 溶融スラグ骨材を用いたコンクリート(鈴木澄江 セメントジャーナル社) 籾殻灰のコンクリート材料への再資源化(石黒 覚)
世界の砂と日本の砂(須藤定久 産総研) 各種粗骨材の品質がコンクリートの乾燥収縮特性に及ぼす影響(井上、山崎、猪狩、岡田) 石灰質骨材を用いたコンクリートの乾燥収縮特性(小田島、藤田、小山田、袴田、越谷) 再生細骨材の品質が細孔容積と強度の関係に及ぼす影響(佐川康貴、松下博通、川端 雄一郎) 骨材特性との連関を考慮した複合構成モデルによるコンクリートの収縮解析(浅本、石田、前川) 機械学習を援用したコンクリートの乾燥収縮に対する骨材の影響分析(岡崎,岡崎,浅本,今本) コンクリートの乾燥収縮に対する要因の一つに、骨材自体の収縮に起因する影響がある 骨材による影響は、複雑性ゆえに十分に解明されていない。本研究では,骨材の物性が収縮に与える影響を把握することを目的に、データの裏に潜む支配機構を柔軟に抽出できる機械学習を援用した分析を実施 焼却灰のセメント固型化と水素ガス発生の影響(佐藤昌宏) アルミニウム含有量が高いばいじんについてはセメント固型化物が破壊に至るかどうか検討が必要 鉄筋・型枠関係 異形棒鋼寸法 質量表 化学成分 メーカー別製造寸法 鉄筋コンクリート用棒鋼引張強さ 高張力異形棒鋼 異形棒鋼の本数と断面積 エポキシ樹脂塗装鉄筋の塗装品質(長泉パーカライジング) 取り扱い上の注意点(明希) 近似色のエポキシ用被覆結束線がある(巴製作所) ステンレス鉄筋の簡単な諸元 ステンレス鉄筋バー 鉄筋コンクリート(RC)棒部材の破壊について(JCI) 2007鉄筋定着・継手指針(案)-共通編 機械式鉄筋定着工法設計指針の概要(益尾、窪田) 過密鉄筋 組めない配筋図(ケンプラッツ) 機械式鉄筋定着工法の配筋設計ガイドライン(2016.7.8 国交省) 鉄筋コンクリート(RC)棒部材の破壊について(JCI) 曲げ破壊、せん断破壊 地震外力による損傷では、構造物へのダメージの大きさや復旧難易度を考えて曲げ破壊優先で設計する。 具体的には橋脚の根本部分が破壊されて大きく傾いてしまう、使い物にならなくなる専断破壊より、梁接合部付近にひび割れが生じる曲げ破壊の方が復旧工事が簡単で早い。 設計想定を上回るのが災害。被害想定と復旧の迅速性を考えた設計が望まれる。 点検においては設計思想に基づいた形で災害時に対応出来るかも調べる事が望ましい。点検調査業務にあってはその分の費用を計上願いたい。()u.yan コンクリート型枠用合板(日本合板工業連合会 資料 ) 型枠材(けんせつPlaza) 型枠部材カタログ(コンドーテック) メタル異形型枠(日動技研) 打ち込み部位の形状(柱、壁)で型枠への外力が変化します。 例えば15m3/hの打ち上がりスピードで、 高さ2.5mの柱では、 2.0×23kN/m3+0.8×23kN/m3×(H-2.0)m=55.2kN/m2 高さ2.5m壁は、 2.0×23kN/m3+0.4×23kN/m3×(H-2.0)m=50.6kN/m2 型枠支保工計算ソフト コンクリート製品技術者のための離型剤入門 新設コンクリート工事の注意点 耐久設計では、”かぶり”と”水セメント比”は事前照査 2007コン示から耐久性照査とひび割れ照査は設計編 圧送・締め固め 打設計画 ジャブコンに慣れきった作業員に対し、適切なワーカビリティーで打設・締固め出来るようにする教育・訓練は、施工管理の仕事。 ノウハウ伝承や実験打設等で習得してもらうように工夫する。口答指示だけではダメです。 打設計画の不備は、早打ち締固不足やコールドジョイントにつながる。下請任せの計画立案は、施工管理不十分となる。
コンクリートの流動シミュレーションによる充填性の評価(JCI) 流体の分類 生コンのコンシステンシー(変形、流動に対する抵抗性の程度)を知る方法に、レオロジー定数がある。 スランプ12cm以下は塑性体(粘着力、内部摩擦角) スランプ15cm以上はビンガム体(塑性粘度、降伏値) ビンガム流体は、剪断力がある値になるまで流動しないが、越えると流動(ニュートン流体は、加わる力に応じて流動)。 ポンプ圧送の高度化や、”粘り”が高い高強度コンクリートの出現は、レオロジーによる評価を要求する。 文系でもわかるレオロジー(PRIMIX) 棒状内部振動機はφ45mmで時間当たり10〜30m3と考えられる 事前に確認してみて下さい。思った以上に少ないです。 再振動の時期=東北地方におけるコンクリート構造物設計・施工ガイドライン(案)の利用にあたって(東北地整)の図解 養生 造り上げたコンクリート構造物が、要求される性能を発揮するには、管理された「養生」で圧縮強度を出さなければならない。 セメントの水和解析に基づく養生計画立案手法(福留和人, 齋藤 淳) セメントの水和率が目標水和率に到達するように養生計画を立てる 施工 直轄工事における総合評価方式の実施状況(H21年度年次報告)(国交省) よいコンクリート構造物を造るために(サンプル画像)(総合コンクリートサービス) 打設計画立案によるシミュレーションは有効です コンクリート工事不適切行為調査検討委員会報告書 施工不良 コンクリートの施工不良(納得の家) 品質確保
ひび割れ 何らかの原因による”力”が、コンクリートに引張応力を与えた結果が”ひび割れ”である。劣化メカニズムを踏まえ、原因を探る必要がある。 ひび割れ幅の限界値に関し、数値の独り歩きをさせない。少なくとも、カブリとの関係を確認すること。 ひび割れの写真(C&R) コンクリートのひび割れ(住友大阪セメント) コンクリートのひび割れ抑制対策(山口県) コンクリート構造物ひび割れ抑制対策(山口県建設技術センター) コンクリート構造物に発生する 「収縮」ひび割れ対策(田村隆弘)
マスコンクリートの外部拘束効果とひび割れ解析(會田、吉川) 外部拘束応力は軸力応力が支配的 PC部材は常時圧縮力が加わっているので、ひび割れが出にくいといわれる。アーチも圧縮である。 アーチの構造と仕組み(建築学生が学ぶ構造力学) 一般的な梁部材は、コンクリートはりのせん断力に対するビーム機構とアーチ機構(土研 大島義信)を参考に。 収縮・クリープ 自己収縮はセメントの水和による体積変化。W/Cが小さい場合、水和生成物の間の水も水和に使われるので、自己収縮は大きくなる傾向を示す 。 体積変化制御の物理と化学(太平洋セメント) クリープ:一定の持続荷重による歪(変位) リラクゼーション:歪を一定に保った場合の力の減少。PC緊張材。 クリープ(コンクリートの基礎知識 JCI) 硬化コンクリート(ヤング係数、クリープ)(武蔵工業大学) コンクリート基礎編・硬化コンクリート(建材試験センター) ・Davis?Glanville(デービス・グランビル)の法則=持続応力が圧縮強度の1/3程度以下の範囲では、クリープひずみは応力に比例し、圧縮に対しても引張に対しても、その比例定数は等しい。 ・Whitney(ホイットニー)の法則=材齢t1で載荷された際のクリープの進行は、材齢t0で載荷された場合の材齢t1以後のクリープの進行状況に等しい。 JIS A 1157(コンクリートの圧縮クリープ試験方法)(建材試験センター) コンクリートのクリープ及び乾燥収縮の影響(ぱたヘネ) 2013版コンクリート標準示方書 長桁PCに対するクリープの検討 セメント硬化体中の微視的機構モデルに基づく実PC橋の長期時間依存変形シミュレーション(千々石、杉田、石田、前川) 金属などのクリープ一般論:クリープと環境強度(京都繊維大学) クリープ曲線における遷移クリープ、定常クリープ、加速クリープ。 微細空隙中の液体特性に着目したコンクリートの時間依存変形機構の検討(浅本、石田) JCI収縮問題検討委員会の報告書(提案) 超高強度コンクリートを用いた鉄筋コンクリート柱の施工過程を考慮したクリープ予測法(今井、小室、是永、寺嶋、村瀬、渡邉) 環境条件の変動に伴うコンクリート中の水分分布に関する研究(柳、高、兼松、野口) ビニロン短繊維混入コンクリートを用いたRC梁の静載荷実験(栗橋,田口,三上,岸) 変動応力下におけるコンクリートのクリープ予測に関する研究(阪田憲次 コンクリート工学年次論文報告集13巻) 一定持続応力下におけるクリープひずみの非線形挙動に関する研究 (阪田憲次 コンクリート工学年次論文報告集45巻) 超高強度コンクリートを用いたRC部材中の鉄筋近傍における微細ひび割れの発見(丸山、佐藤良一) 岩城らの研究によれば、高強度コンクリートの収縮挙動は温湿度条件に大きく依存し、乾燥開始時の組織の緻密性及び温湿度条件の違いによる水分逸散性と密接に関連している。 浅本・石田が、絶乾セメントペースト硬化体を各種液体に浸漬させた実験を行った結果、水を浸漬したときのみ飽和度・絶乾による収縮が大きく回復し、クリープ挙動も発生した。水の特異な特性がクリープ・収縮に大きく影響している。 膨張材を用いたコンクリートのクリープ性状に関する研究(百瀬、閑田、溝渕、三橋) 膨張期間のクリープ係数は普通の5倍。
試験・管理 コンクリートの強度(白鳥生コン) 外力が加わると、コンクリート内部では微細なひび割れが生じる。よって、圧縮に対しては抗するが、引張には抗しない。 割裂試験による引張力は、あくまで見かけ上。したがって、設計においては引張強度は計上しない。(u.yan) コンクリートの圧縮強度試験方法(建築研究振興協会) 荷重を加える速度が、圧縮応力度の増加で毎秒0.6±0.4N/mm2であることを確認すること。 圧縮、曲げ、割裂試験の画(エボリューション&クリエイト) 割裂引張試験における骨材周辺の応力状態(石井 旭) (もっと知りたいコンクリート講座) 微破壊・非破壊試験によるコンクリート構造物の強度測定試行要領(案) (国交省) コンクリート構造物の設計に関する国際標準導入への対応に関する研究(渡辺,古賀,中村) JCI-S-015-2018 小型容器によるコンクリートのブリーディング試験方法 水和生成物の結晶分析 リートベルト法(Wikipedia)=結晶構造のパラメータを精密化する手法 X線回折(Wikipedia) コンクリート表面の保護 シラン系表面含浸材(JCI) シラン系コンクリート表面含浸材の性能比較(安部弘康) コンクリート表面含浸材(シラン系)に関する現状調査(住 学) コンクリートと環境 環境時代のコンクリート構造物(木村正彦) 脱炭素コンクリートに新局面、23年度にCO2固定量評価法をJIS化(2023.09 日経) (1)セメントの一部または全部を、産業副産物である高炉スラグやフライアッシュに置換する (2)骨材や粉体にCO2を固定して混入する (3)CO2と反応する材料を配合してコンクリート製造時にCO2を吸収し、炭酸カルシウム(CaCO3)として固定 CMA(Compressive Membrane Action) 鉄筋コンクリートスラブの面内圧縮力による曲げ耐力の増加に及ぼす影響因子について(森村、藤谷、中原) 超高強度コンクリートの種類がPRCはりのひび割れ性状に与える影響について(飯田、橋本、横田、辻) 梁のひび割れとグラウト強度 コンクリートの環境負荷評価における環境要因に関する基礎的検討(樋口、河合) ゴミ焼却灰、石炭灰の利用 ごみ焼却灰を主原料とした固化材・固化体の開発について(前野、三原、長山) えっ、家庭のゴミがコンクリートになるの? 超身近な奇跡の材料について東京大学コンクリート研究室で聞いてきた(石田研) CO2削減を考慮したコンクリート構造物の解体、再利用〜ゼロエミッション補修およびコンクリートによるCO2の固定化技術〜(河合)
良いコンクリートをつくる
働き方改革とコンクリート〜生産性向上 コンクリートの3ガイドラインを改訂(2022/2 建通) ・コンクリート橋のプレキャスト化 ・コンクリート構造物における埋設型枠・プレハブ鉄筋 ・プレキャストコンクリート構造物に適用する機械式鉄筋継手工法 生産性向上を目指した道路橋におけるプレキャスト技術(JCI) 国交省、PCa工法導入、VFMで評価。22年度に試行業務(2022/2 建設工業) ▽省人化▽働き方改革▽安全性向上▽環境負荷低減−4項目を軸に、現場打ちコンクリートと比較検証する評価項目を検討 コンクリート構造物の解体・撤去 解体・障害物撤去工(土木学会建設技術研究委員会 建設技術体系化小委員会 解体・障害物撤去工ワーキンググループ) 地震動とコンクリート 地震時の挙動表現方法として 放射・環状形格子モデルによるコンクリートの非線形構成方程式の定式化(中村、高山、加藤) 短繊維補強コンクリート構造物の耐震性能評価に関する研究(三木 朋広) 格子モデルによる解析は二羽研究室の論文を参考にして下さい 3次元格子モデルを用いた鉄筋コンクリート部材の非線形解析(三木朋広、二羽淳一郎) 解析のモデルに関してはMinaharaさんのページを参照下さい。 RC部材のねじりと曲げの複合載荷時の挙動(九大) 圧縮抵抗型CFTブレースを用いた既存RC造建物の簡易耐震補強法に関する研究(下畠啓志) 実在文教施設の加力実験に基づく低コスト耐震補強法の開発(中原浩之) エキスパートシステムによる地震時被害橋梁の被災度判定と復旧法の選択(沓掛,家村,山田,伊津野)
メンテナンスで点検・診断を行う際、日常の使用(ほぼ鉛直荷重)が優先され、耐震性確保(横揺れ)が後回しになるケースがある。 避難経路の構造物のメンテナンスは、良く考えておく必要がある。(u.yan) 環境とコンクリート 環境にやさしいコンクリートの研究は古くからなされている。 環境コンと言い出したのは、九大の濱田先生、岡山大の綾野先生、東北大の久田先生らの委員会あたりから。 河合先生がコン殻の研究で破砕時にCO2を吸収することを確認された。 また、東大の野口先生らがリサイクルSDGsなコンクリート、CO2固定と進んできた。 Ca(カルシウム)でCO2を固定する事が出来る。(u.yan) CO2を吸収・固定できるグリーンコンクリート、普及を後押しする取り組みとは(2024.09.27 日経) 環境省はコンクリート内部などに固定したCO2を、国内のCO2総排出量から差し引くCO2回収・有効利用(CCU)の仕組みの導入について議論を本格化 コンクリートはコン殻に破砕すれば大量にCO2を固定する(=河合先生の研究)。コン殻は破砕されて路盤材等にほぼ100%リサイクル利用されている。これも参入願いたい。(u.yan) 野口貴文氏 コンクリートも環境対応、JASS5改定に見えた愛(2022.12 日経) 低炭素等級や資源循環等級などが新たに盛り込まれた |
コンクリートの巨星 ・吉田徳次郎先生と高強度コンクリート(辻 正哲) ・小樽港北防波堤と広井勇博士(北海道工業大学)
サーキュラーエコノミー(循環型経済) コンクリート・セメント産業はカーボンリサイクルの重要分野 コンクリート・セメントで脱炭素社会を築く!? 技術革新で資源もCO2も循環させる(資源エネ庁) 1)プレヒーター仮焼き改造で原料由来のCO2を80%以上回収 2)CO2から炭酸塩(CaCO3)をつくり人工石灰石を生成 3)CO2を最大限吸収するコンクリート技術 コンクリートの基本編 「コンクリート工学」特集号一覧(JCI) コンクリート+1(安藤哲也) 土木系の材料学講座(M.Nakajima) 「コンクリート構造」講義メモ (前川宏一教授) −2009年 社会基盤学科 「性能照査と設計」の一部− コンクリート構造入門(早川光敬)
もっと知りたいコンクリート講座(武蔵工業大学) RC構造ゼミナールにプログラムが置いてます。 土木構造物の耐震設計における新しいレベル1の考え方も便利です コンクリート工学概説 鉄筋コンクリート矩形梁の設計計算プログラム"KUKEI利用者のための解説書(構造設計株式会社、中日本建設コンサルタント株式会社) 易しくないコンクリート工学(中日本建設コンサルタント) 2012,2013年版コンクリート標準示方書 Q&A、正誤表(土木学会) 改正等
技術基準ポイント解説(ケンプラッツ)
コンクリートの資料・情報 コンクリート工学年次論文集検索システム コンクリート工学バックナンバー 中性子が語るコンクリート微細構造(KEK) セメントの水和反応と硬化組織(高橋 茂) PC道路橋計画マニュアル[改訂版]修正内容(プレストレスト・コンクリート建設業協会) コンクリート製品に関係するリンク集(コンプロネット) セメント統計データベース(セメント協会)
Webマガジンe-コンクリート(コンクリート工業新聞) コンクリート・プロダクツ・ネットワーク(疑問・質問ホットライン) 全国生コンクリート工業組合連合会・協同組合連合会 生コン工場品質管理ガイドブック(第五次改訂版)本文正誤表 JIS検索 全国生コンクリート品質管理監査会議 年間の監査結果 コンクリートは何故固まる? 中性子が語るコンクリート微細構造(KEK) コンクリート強度予測プログラム(H11示方書) コンクリート主任技士・コンクリート技士受験案内問題演習コーナー有 技術フォーラム セメント関係FAQ 住友大阪セメントのセメント技術情報 昔のコンクリート標準示方書 共通仕様書のコンクリート工(例)宮城県 コンクリートはなぜ固まる?
テストハンマーによる強度推定調査の6つのポイント(土木研究所) リバウンドハンマー資料、コンクリートライブラリーNO.38は絶版。土木学会の土木図書館のコピーサービスで必要な箇所を入手して下さい。 「テストハンマーによる強度推定調査FAQ集(土木研究所)」 シュミットハンマーによる実施コンクリートの圧縮強度試験判定方法指針(案)=「コンクリートの品質管理試験方法」(コンクリート・ライブラリー第38号) N型ハンマー、R型ハンマー、シルバーシュミットの相互比較は、コンクリート工学Vol.48 No.12 2010年12月号23頁 リバウンドハンマーによる強度推定に関する話題提供(湯浅 昇) 地方での事例 「土木コンクリート構造物の品質確保について」に係るテストハンマーによる強度推定調査及びひび割れ調査について(大阪府) 微破壊・非破壊による新設の構造体コンクリー強度測定要領(案)(土研) 塩化物イオン濃度分析や比誘電率分布とかぶりの求め方等載ってます。 コンクリート中の塩分規制に関する報告書について ボス試験品質管理システム公式サイト−現場主義さんの紹介。 H21.3.20のJIS A 5308の改正の狙いと関連規格(HiRAC) 高流動コンの乾燥収縮の推定式 鉄筋コンクリート造建築物の収縮ひび割れ制御設計・施工指針(案)・同解説(日本建築学会−丸善)
積算温度計算で基準温度が−10℃なわけ[疑問・質問ホットライン(コンプロネット)から] ”建設技術者のためのセメント・コンクリート化学(W.チェルニン著 徳根吉郎訳)”では、79頁に”-10℃以下で硬化反応は起こらないものと仮定”。 JCI規準・指針に円筒型枠を用いた膨張コンクリートの拘束膨張試験方法 石灰 石灰石=炭酸カルシウム(CaCO3)を焼成してCO2を飛ばせば生石灰(酸化カルシウムCaO) 酸化カルシウムに加水すると消石灰(水酸化カルシウムCa(OH)2) CaO+H2O→Ca(OH)2 コンクリートの「中性化」は、空気中のCO2の作用を受けて、コンクリート中の水酸化カルシウムが炭酸カルシウムになること 水 水についてまだよく分かっていない5つのこと(Gigazine) 混和剤 コンクリート用混和剤 コンクリートの混和剤とは?種類・使用方法・メカニズムについて解説(コンクリート屋さんのブログ) コンクリートの機能を向上させる化学混和剤〜高性能AE減水剤(JCI) ゼータ電位(大塚電子) 収縮低減剤・化学混和剤などによるコンクリートの乾燥収縮抑制について(JCI) 硬化コンクリート内部の空隙水が逸散することによって生じる収縮応力が要因。その代表的なものとして毛細管張力説、分離圧説、表面張力説、層間水移動説などが提案されている 相対湿度40%以上の中・高湿度領域では毛細管張力説や分離圧説が有力で、低湿度領域では表面張力説や層間水移動説が有力 収縮低減剤の主な特長は、非吸着性のため液相中に残存し、空隙水の逸散や水和による水分消費により、収縮低減剤の濃度が高まり、水の表面張力を低下させる働きを有すること 土木学会コンクリート標準示方書(2007年版)でコンクリートの収縮ひずみの最終値の限度は1200×10-6乗以下 JASS5(2009年版)ではコンクリートの乾燥収縮率は800×10-6乗以下 長さ変化の比(%)は乾燥期間28日で75以下 収縮低減率は、 収縮低減剤で≒10〜40%(使用料率=2〜8s/m3) AE減水剤/高性能AE減水剤・収縮低減剤タイプで≒5〜15%(使用料率=C×0.5〜4.0%) 塗布型収縮低減剤で≒5〜15%(使用料率=80〜150g/m2) 使用を予定しているコンクリートの乾燥収縮や収縮低減剤の効果については、予定骨材やセメント、混和剤等を使って練り、予定環境下で打設・養生・脱枠して試してみてください。地産地消の骨材の影響の大きさと対応手法が分かります。(u.yan) 注目技術情報 新しい情報は上の方です。
参考:高靭性セメント複合材料の概要(国総研) 建築材料と水分の基礎(多田眞作) CFT 造コンクリートの調合選定方法の例及び調合例(新都市ハウジング協会 ) 繊維補強コンクリート(ウィキペディア) 短繊維補強の長所短所(東工大 二羽研) 短繊維混入コンクリートとは?(田口史雄)
|
維持管理の原則(2007コン示維持管理編)は、 予定供用期間を通じて構造物の性能を許容範囲内に保持すること。 このために、維持管理計画を策定し、維持管理体制を構築すること。 維持管理は、委託も含め原則インハウスエンジニアの仕事となっている。
目視・観察 ひび割れの目視のポイントは、 ・ひび割れパターン、本数(間隔)、方向 ・ひび割れ幅 ・ひび割れ長さ ・コンクリートの剥離、鉄筋露出 ・錆汁 ・遊離石灰、エフロレッセンス ・ジャンカ、ポップアウト、スケーリング ・沈下、傾き、移動
潜伏期は予防が主となる 進展期は補修が主となる。加速期に持ち込まないようにする 劣化期は補強や部材交換を検討しなければならない
調査 主なひび割れパターン ひび割れ判定 ポットホール 車が走るところは、全国どこでも発生している。橋梁舗装部にも発生している。 タイヤによる水の高圧入衝撃が問題。 高い水圧がアスファルトやコンクリートなどのバインダーを粉砕して構造物を土砂化させると考えている。(u.yan) 非破壊検査方法 超音波を用いたひび割れ深さの測定方法(鳥取大 農学部 基盤造構学研究室) 土木学会建設技術研究委員会 建設技術体系化小委員会 コンクリートの非破壊検査のリニューアルWG 非破壊検査に関するアンケート調査報告 耐久性判定調査項目及び変状原因 鉄筋の腐食は、断面積減少と膨張圧(鉄筋の体積が3.2倍になる)によるひび割れで付着性能が低下することで耐荷力が低下する。(u.yan) 鉄筋腐食開始時期は塩化物イオン濃度1.2kg/m3に達した時とされている。 加速期の開始であるひび割れ開始時期,、この限界腐食量は10mg/cm2が目安となるが、 「ひび割れ発生時におけるコンクリート中の鉄筋腐食量に関する研究(戸田、上野、宇治)(コンクリート工学論文集 2010.9)」によれば26〜30mg/cm2である。
定期点検は目視を主とする。詳細点検においても外観からコンクリート内部を推し量り劣化をそれこそ見極めることから始まる。 変状と劣化メカニズム、劣化の進展を叩き込んでおく必要がある。 シェッド、大型カルバート等の定期点検に関する参考資料(2020年版)(国総研) 各種変状の事例 コンクリート構造物を長持ちさせるには?〜劣化と耐久性,メンテナンスの考え方〜(岩城一郎) www.civil.ce.nihon-u.ac.jp/~concrete/image/h26/mainte14-2.ppt コンクリート劣化要因に、手抜き・偽装と書かれている。 その対策工事で「手抜き」が横行したらどうなる? 「手抜きメンテ」防止の仕組みづくりは急がれる。(u.yan) トンネル覆工コンクリート、戸惑うコンクリートの「浮き」 5つの変状の判定区分は?(井上 彰) トンネルは無筋です マイクロクラックを誘発する「目荒らし」を死語に(2019.12 小崎隆晴) 「劣化層の削り」といった表現に。 土木インフラの維持管理計画作成支援技術、最適な補修時期算出(2019.12 建設工業) 最適化アルゴリズム+補修コストのモデル化と劣化進行モデルの統合+インフラ点検データの解析、劣化進行のモデル化 斜張橋のペンデル支承損傷における原因と改良について(田中、時田、今井、寺島、小林) 耐久性 耐荷性と耐久性 コンクリート強度 表層品質(耐久性)について(非破壊評価総合展2009 「検査とメンテナンスの情報交流プラザ」)(森濱和正) 構造物の耐久性とは? 複合構造標準示方書(2009年制定 土木学会)では、 「設計耐用期間の確保という概念として位置づけ、鋼材腐食やコンクリート劣化に対する抵抗性としての耐久性は、時間の経過に伴って生じる材料特性の劣化に対する抵抗性」としている。 また、修復性については、 「修復性は復旧性の一部であり、構造体の性能の回復を対象とした性能の呼称」と考えるとしている。 試験方法 非破壊試験ならびに微破壊試験(東北地整) コンクリート構造物の品質確保確認技術の動向について(森濱和正) 非破壊検査 構造物コンクリートの強度測定方法(地質技術者のつぶやき) コンクリートコア試験の問題点- コンクリートの耐久性調査(真野孝次) 構造物の維持管理と検査技術への期待(丸山久一) 周波数応答関数を入力値として自己組織化マップに適用したコンクリート内部の欠陥領域評価(野内,村上,井山,外山) 打撃応答特性に基づいて内部空隙を調べる ミリ波イメージング技術によるコンクリート構造物診断(岡 宗一、望月章志、都甲浩芳、久々津 直哉) 非破壊検査(配筋状態・かぶり)パンフレット)(日本物理探鉱) 鉄筋探査(非破壊検査) 既設コンクリート道路橋の劣化診断における非破壊検査の適用 (恒國 光義、加藤 佳孝、魚本 健人) 表面吸水試験によるコンクリート構造物の表層品質の評価基準に関する基礎的研究(井川,玉岡,細田) 微破壊試験 ソフトコア試験(直径2cm程度の小径コア)(広島県環境保健協会) 小径コア試験による新設の構造体コンクリート強度測定要領(案) ボス試験 部分破壊による圧縮強度試験(日本海計測特機) SEM(走査型電子顕微鏡) EPMA(電子線マイクロアナライザー) EDXA(エネルギー分散型エックス線分析装置) (以上ウィキペディア) 粗骨材の周囲に反応リムが存在する等、明らかにアルカリ骨材反応が認められる場合はSEMを省略出来るが、細骨材がアルカリ骨材反応を生じているか否かは目視では判断しにくい コンクリートの各種試験 民間や大学などで各種のコンクリート試験を行っているが、団体、財団系もある。例えば日本建築総合試験所 研究専門委員会が作成した試験方法等の試案アーカイブリスト(2024年 JCI) アルカリシリカ反応 アルカリシリカ反応の対策は、 (1) 反応抑制効果のある混合セメントを使う。 →スラグ率50%以上の高炉セメント →混合率15%以上のフライアッシュセメント (2) アルカリ総量を3kg/m3以下にする。 (3) 無害な骨材を使用する。 (1)(2)を優先させることが望ましい。
アルカリ骨材反応抑制対策について(国交省) アルカリシリカ反応により劣化したコンクリート構造物の調査・対策に関する提案(尾見、成瀬) 道路橋のアルカリ骨材反応に対する維持管理要領(案) ASRと塩害に関して(鉄道総研 佐々木孝彦氏 リ・ニューアル・ニュース)
コンクリート部材には、圧縮強度とASR防止、ひび割れ防止だけが求められている訳ではない。石灰石には上記のような特徴があることを踏まえなければならない。 また、遠隔地からの入手によるCO2排出量増加やコストアップも考えなければならない。製鋼スラグ等のポーラスな構造が、収縮に抵抗性を持つことなども研究されてきている。 品質予測(栗田守朗) 疲労寿命の推定(東洋テクニカ) コンクリートは水中での疲労強度が低下する(松下博通・尾上幸造) ので注意
3kg/m3の現行アルカリ総量規制で大丈夫か ペシマム現象を示す骨材を用いたコンクリートの加速試験および暴露試験における膨張挙動(佐川、山田、烏田、江里) アルカリ量2.6 kg/m3の条件で大きな膨張が認められ、暴露試験において780日で表面の膨張率1250×10-6となり、反応性の高い骨材をペシマム条件で使用すると従来のアルカ リ総量規制が不十分であることを示した。 ポットホール 劣化事例写真=健全な道路ストックの整備を推進(中部地整 岐阜国道事務所) 原因=積雪寒冷地における舗装の耐久性向上と補修に関する研究プロジェクト(新都市社会技術融合創造研究会) 地球温暖化の影響 打設時の温度管理 夏冬間の気温低下で温度ひび割れが発生。乾燥収縮と重なればリスクは飛躍的に増大(日経XTECH) ブリスタリング 舗装のブリスタリング現象に警戒。供用中の構造物に悪影響(日経XTECH) 床版防水層に生じるブリスタリング現象に関する研究(長谷、松井) アスファルト舗装破損のメカニズムと対策の方向性(国交省 航空局) 雨水排水 温暖化による短時間降雨量の増大は設計の排水機能を上回る可能性が高い。色々な形でコンクリートを劣化させてくるだろうし、想定外力の増大ともなる。(u.yan) コンクリートがCO2の吸収源に、世界初の報告で活用拡大の起爆剤に(2024.04.12 日経) 環境省、国連気候変動枠組条約事務局へ報告する国内の温室効果ガス排出・吸収量(GHGインベントリ)において 補修 コンクリートのひび割れ調査,補修・補強指針 2022 正誤表(JCI) 補修法 電気化学的防食工法 生活の安全を守る電気防食法(山田哲也) 電気防食
電気防食について(リニューアルニュース) 点検・調査は「鋼材・溶接」維持管理を参照 コンクリート構造物への脱塩工法の適用(JCI) 電気防食工法、脱塩工法、再アルカリ化工法、電着工法は、塩害や中性化に有効
基礎ひび割れ調査報告書(石山孝史)
コンクリート補修情報サイト(広島県コンクリートメンテナンス協会) コンクリート低圧注入の部屋 コンクリート構造物補修・補強材(前田工繊) 各種接着材を用いた新旧コンクリートの打ち継ぎ強度に関する比較(河本、鹿島、松下)によれば以下が望ましい ・表面積を大きく取ること ・含侵作用のある接着工法 ・同質無機系接着材 補修・補強方法の選定にあたっては、 経済性、安全性、施工性(期間の短さや規制の少なさを含む)だけでなく、環境負荷の少なさ、美観・景観の良さも要求される。 また、補修・補強後の維持管理のしやすさもポイントである。 経済性を例にとると、RC250mmの巻き立てはポリマーコン100mm厚に相当。河積に余裕のない場合でないと採用しにくい。 また、コンクリート床版は部材であるから、闇雲に補修するより床版打ち換えの方が安くなる場合がある。プレキャスト床版で交換なら工期が短くなる。(u.yan) コンクリート診断 社会基盤であるコンクリート構造物に対し、 a)コンクリートの現状把握。 b)各種検査による 劣化原因の判定。 c)劣化機構のモデル化による劣化程度の推定と今後を予測。 d)補修方法の検討、提案と維持管理計画の立案。 以上をコンクリートに対する幅広い知識と経験、高い倫理観に基づく社会的公平性に則っておこなうこと。 橋梁点検:橋面編(日経XTECH) 橋梁点検:上部構造編(日経XTECH) ひび割れ辞典、続・診断士は見た!、構造診断士は見た!(北野技術士事務所) 打音法による合成床版の非破壊検査手法に 関する研究(川田技報) インパルスハンマーとポータブル器機を使った打音試験 打音法による コンクリート表面の健全性評価(佐藤工業) 衝撃弾性波法によるボックスカルバートの施工管理(アイテックス技術協会) 調査方法・報告書(石山孝史) 建設寺子屋 目指せ!コンクリート診断士 建設寺子屋の旧URL 補修関連用語集と診断士受験ノートがあります。 コンクリート診断士資格受験の参考URLは[資格]のコーナーです。 コンクリート診断士試験 択一問題対策 コンクリート診断士試験の論文ネタ 写真による外観調査小論文対策 試験前チェックリスト リベンジ!コン診断 診断には公益優先の技術者倫理が必須 注意:「塩害」について”鉄筋コンクリート中の塩分が鋼材を腐食させる”等の文書がありますが、正確には、塩化物の存在下で水と酸素により酸化鉄が生じるものであります。 「新設コンクリートの注意点」と鋼材と溶接コーナーの「鉄は何故錆びるのか?」を参考にして下さい。 再劣化 電気防食が検討される理由の1つでもあります。 メカニズムは下リンクを参照下さい。 手入れをしたコンクリートのモニタリングは大切です。 維持管理は工学的判断のみならず総合的な判断も求められます。 部材箇所の診断、グレードの判断、その次に全体への長期目線。 予防保全を組み込む維持管理計画の重要性を再認識して下さい。(u.yan) コンクリートの部分断面補修箇所周辺の鉄筋腐食機構(飯島) マクロセル腐食防止の電気防食(テクノコンクリート) コンクリート内部の微細ひび割れ 品質評価を目的としたコンクリート微細構造観察の試み(人見) コンクリートは高脆材料である 蛍光エポキシ樹脂含浸法によるコアのひび割れ観察手法(黒丸涼太) コンクリート内部に発生した微細ひび割れの微破壊試験法に関する研究(谷倉,渡邉) コンクリート床版内部の小径微破壊検査方法(Single-i工法)(内田,渡邊,谷倉) 材料内部の微細ひび割れ形成に着目した準脆性材料の寸法効果発現メカニズム(車谷,寺田) 微細な損傷を有するコンクリート円柱供試体の圧縮破壊特性に関する解析的研究(大垣 ,斉藤,渡辺) 超高強度セメントペースト微細構造のひび割れ挙動解析と圧縮強度評価(笹川,車谷,寺田,閑田,全,百瀬) 乾燥により生じる微細ひび割れが割裂引張強度に及ぼす影響(伊藤,篠野,丸山) 建築のひび割れ ヘアクラックも許さない!(日経XTECH) *日本建築学会の「鉄筋コンクリート造建築物の収縮ひび割れ制御設計・施工指針(案)・同解説」では、屋外側で幅0.3mm、屋内側で幅0.5mmまでは許容。 *品確法(住宅の品質確保の促進等に関する法律)では、幅0.3mm以上0.5mm未満のひび割れは「瑕疵が一定程度存在する可能性がある」。幅0.5mm以上は「瑕疵が存在する可能性が高い」。 *最近はヘアクラックさえ許さない建て主が増えている ひび割れはもう許されないのか?(日経XTECH) コンクリート基礎のひび割れは、どこまで許容されるのか。 B/C 「予防保全」の費用効果はアセットマネジメントも含めて考えるべきです。「コンクリート構造物のインフラマネジメントに関する研究 (土木学会)」を参考にしてください。 公共事業評価の費用便益分析に関する技術指針(国交省) 費用便益分析マニュアル(H15 国交省) 道路事業における事業評価に関する検討課題(道路事業の評価手法に関する検討委員会資料) 余暇など非業務の計測を行動価値で 社会経済分析ガイドライン 長寿命化 インフラ長寿命化基本計画(平成25年11月)(国土交通省) 重要インフラを対象に2020年までに個別施設の計画作成。 (1) 維持管理体制構築 (2) 予防保全型の維持管理導入 (3) 必要性が認められないインフラの廃止・撤去 インフラ老朽化対策の推進に関する関係省庁連絡会議(内閣官房) インフラ長寿命化基本計画に関する経緯(内閣官房) インフラ長寿命化基本計画等の体系(イメージ)(内閣官房) 長寿命化を考える場合、材料系だけでなく構造系も検討すること。 短桁は外力が強くかかりやすく傷み易い傾向にある。ゲルバー形式を固定・不静定にして補修するなど。 インフラのマネジメント インフラメンテ情報HP(国交省)
インフラの維持管理 ・更新・マネジメント技術〜安全で強靭なインフラシステムの構築を目指して〜(藤野陽三) 全国規模の点検データに基づく道路橋のコンクリート部材の劣化の特徴(玉越、横井、石尾)
道路WEB 建築保全標準JAMS (Japanese Architectural Maintenance Standard)(日本建築学会) 地球温暖化の影響 酷暑+豪雨……熱と水分であるから、構造物にとっては劣化が促進される方向。 50年100年と温暖化が続くとなると、維持管理・更新に何らかのマイナスを与えるだろう。(u.yan)
インフラロボット&メンテロボット モルタル吹付における品質の良否はスキルにある。 ノズルマンの技能資格者(合格率3割ほど)を使用することは品質確保に圧倒的に有利である。 担い手不足の中でのインフラメンテにおいてはロボット開発・利用は必要である。 インフラロボ、14年度分の現場検証終了。今後、有識者部会で各技術を評価、適用性や課題を含めた評価結果を 「現場実証ポータルサイト」に載せる。(2015.1.9 建設工業) (http://www.c-robotech.info/) 古い土木構造物のメンテナンス 土木の材料も多様になって来た。100年先、同じ材料があるだろうか? 補修は? 100年前、1921年に神戸港新港突堤が完成している。わが国最初のRCケーソンによる岸壁。 異形ではなく丸。ポンプ圧送でも無い。ただ、基本材料は同じ。(u.yan) 歴史的土木構造物の維持・保全に関する考察(五十畑弘) 費用 費用便益分析に係る経済学的基本問題(国土交通政策研究所) 費用負担問題を考慮した市街地再生促進の最適施策とその効果に関する研究(土地総合研究所) 道路構係数造物の資産価値評価に関する一考察(海老原,大津) メンテナンスの契約 維持管理の業務や工事は、新設工事とは違うリスクが存在する。土木学会の下記サイトを参考に、多角的視野と実務経験を活かしたリスクマネジメントをしましょう。 「維持管理等の入札契約方式ガイドライン(案)〜包括的な契約の考え方〜(土木学会) メンテナンス用セメント材料 無収縮早強モルタルに使用されるカルシウム・サルフォ・アルミネート系膨張張材(デンカ) |
NETIS維持管理支援サイト 「インフラメンテナンス分野の新技術適用推進に関する提言」(2020 土木学会)
SDGs達成に貢献するインフラファイナンス持続可能なインフラ開発のためには民間資金の活用も必要(柿沼英理子) 人々の安全で豊かな暮らしを支えるインフラは様々なSDGs目標と関連する重点課題の1つ。老朽化するインフラへの対応が課題 疲労・劣化・耐久性 コンクリート構造物の補修対策施工マニュアル2022年版(土研)
コンクリートおよびコンクリート構造物の耐久性力学―再定義と新たなアプローチの提案―(CONCREEP8) 土木コンクリート構造物の耐久性向上施策について(山田、渡邉、渡邊、大場)(国土技術研究センター) 道路橋床版の疲労耐久性評価に関する研究(国総研) 材料の疲労(日本材料学会 疲労部門委員会) 排水機場基礎コンクリートにおける劣化機構の解明と進展予測(森 充広 ・渡嘉敷勝 ・石神暁郎 ・長束 勇 ・増川 晋)
部材の剪断変形が急激に増すこと、材料の剪断すべりによる破壊(服部、大野、柴田)
点検、診断の事例(日本コンクリート技術) 「北海道におけるコンクリート構造物維持管理の手引き(案)」に関するQ&A集(北海道土木技術会 コンクリート研究委員会) 床版の上のアスファルト舗装に関する劣化の用語(佐藤渡辺)
中性化 コンクリートに対する二酸化炭素の作用(小林一輔) コンクリートの炭酸化に関する研究(小林一輔) カルシウム系化合物の炭酸化速度(平野,田中,町長 ) 未水和物および水和反応物は、炭酸化反応により、主に炭酸カルシウム(カルサイト型)を生成する。炭酸化反応物には、水和物の分解により生成されるSiO2,Al(OH)3やFe(OH)3等の析出はほとんど見られなかった。 水酸化カルシウムが炭酸カルシウムに化学変化するのが中性化。水分の存在が中性化に関わる。 「水」がコンクリートに悪影響を与える。水掛かり、排水に留意。JRの松田さんの資料等を読んでください。 単純にルート則ではありません。 高炉スラグ微粉末を用いたビーライトセメントコンクリートの中性化に及ぼす細孔組織の影響(吉田、名和、田口、渡辺) けい酸塩系表面含浸材の浸透機構および改質効果に関する基礎的検討(染谷、加藤) 含浸材の浸透機構は、本実験の範囲内では、濃度拡散による浸透と推察された。 参考:水酸化力ルシウムの加熱炭酸化(山田英夫) 炭酸化したコンクリートを、水酸化カルシウムに戻すことが低コストで出来るようになれば、コンクリート構造物の長寿命化だけでなく、完全リサイクルも夢ではない。(u.yan) ASR アルカリシリカ反応 ASRは5〜15年程で生じ、築造後40年程で落ち着くとされている。診断において、構造物設置年の情報は大切である。 アルカリ炭酸塩反応は無くASRだけであること。ちなみに片山さんはアル骨岩種判定で世界的に有名な方=アルカリ骨材反応と予防(片山) 反応性鉱物の違いがASRに及ぼす影響 : その1. 膨張性状 反応性鉱物の違いがASRに及ぼす影響 : その2. アルカリシリカゲルの特性 (村上、二村、乾) ゲルフルオレッセンス法によるASR簡易診断手法の開発(参納,丸山,山戸,鳥居) 酢酸ウラニル蛍光法の原理に基づきながら放射性物質の管理が不要 ASR CHECKER(ファースト) アルカリ骨材反応を受けたコンクリート構造物への対策(北海道開発土木研究所) 港湾構造物におけるアルカリ骨材反応(ASR)による劣化とその対策(知念、嵩原) 山下垣花高架橋におけるアルカリ骨材反応 損傷補修について(川畑、与那原) アルカリ骨材反応対策小委員会報告書に関する講習会 質問と回答(土木学会) コンクリート構造物の環境劣化(腐食センターニュースバックナンバーN0.39〜)(JSCE腐食センター) ( (4)−アルカリ骨材反応と鉄筋の破断 各種ポゾラン材料のASRと塩害の複合劣化に対する抑制効果(参納千夏男、鳥居和之) 亜硝酸リチウムの効果(HCMA) 鳥居らの研究によれば、溶融炉スラグの内、 急冷スラグのガラス相はシリカ分に対してカルシウム分、アルミナ分が多い安定な化学組成になっており、骨材のアルカリシリカ反応が発生しにくい。 空冷または徐冷スラグでは、不安定な結晶相として遊離石灰や硫化鉄が含まれポップアウトや膨張劣化の発生が懸念される。 ASRと電気 コンクリート中にはイオンが存在しており、電気抵抗は高いがイオン導電体である(電気防食や再アルカリ化が可能である)。ただし、コンクリートの導電に関する研究は進んでいると言い難い。 既往の研究では、通電でASRは促進傾向になる。電流密度でペシマムがあることが分かっている。 通電条件によっては、膨張促進させないとの研究もある。
アルカリ骨材反応抑制剤の働き(コンクリート新聞) プロピオン酸カルシウム[(C2H5COO)2Ca]をセメントに対し 1.8%添加するとアルカリ骨材反応が抑制できるとの報告がある) 反応性骨材のアルカリシリカ反応生成物に及ぼすカルシウム塩の影響(新見,加藤,岩月) プロピオン酸カルシウムによるアルカリシリカ反応の膨張抑制効果が確認された 塩害 2013年版コンクリート標準示方書では「腐食発生限界塩化物イオン濃度」は、対象構造物における点検結果に基づき、鋼材の腐食状態と鋼材表面におけるコンクリート中の塩化物イオン濃度の関係から設定することを原則とする。と改訂された。 従来の1.2kg/m3一辺倒ではない。 風況と周辺地形を考慮した飛来塩分量予測手法に関する研究(田村,佐伯,斎藤) 飛来塩分量は4m/s以上の風速の二乗の積算値と相関があることが確かめられた 塩害対策区分Sの具体的対策例(日本道路協会 2004年) 塩害環境下におけるコンクリート構造物の維持管理(北海道開発土木研究所 材料研究室) コンクリート表面部と内部のclイオンの拡散係数の差 コンクリート中微小領域のCl拡散係数測定方法の開発 (大即信明、西田孝弘、山根洋之) 塩害による鉄筋腐食の定量的評価(堀口賢一、武多均、丸屋 剛) 塩害により劣化した RC 床版の疲労寿命予測に関する考察(東山浩士、石川敏之 、上中宏二郎) フリーデル氏塩 (3CaO・Al2O3・CaCl2・10H2O) モノサルフェートのSO4がCl2に置き換わったもの。固相塩。 セメントおよび混和材の種類が塩素の固定に与える影響(宮原、丸屋、石田) 中性化によるpH遷移が塩化物イオンの吸脱着性状に及ぼす影響に関する実験的研究(島袋、佐々木、大下) 塩化物イオンの固定に及ぼすセメント組成の影響(平尾、IBARA、高橋、山田) 電気泳動法による表面改質材の性能評価(いわき研修会報告書 緑川猛彦 )(コンクリート保護研究会) エポキシ樹脂塗装鉄筋塗膜の疲労耐久性に関する研究(国総研) 塩害環境下における鉄筋コンクリート構造物の劣化予測に関する研究(山田 義智) コンクリート構造物の塩害データベースの構築とその利用による維持管理の合理化(土研 渡辺博志、古賀裕久) 都市高速道路におけるコンクリート構造物の塩害による劣化に関する研究(鷲見高典) 塩害対策区分Sの具体的対策例(日本道路協会 2004.01) PC桁の塩害対策例 雪道走行後すぐ洗車も必要なくなる? 「凍結防止剤」進化でサビ抑制へ散布エリア拡大。雪国の塩害救世主なるか(くるま) 参考:プロピオン酸ナトリウム(ウィキペディア) プロピオン酸ナトリウムを活用した新たな凍結防止剤の開発 〜金属腐食の抑制に向けた取り組み(中日本高速) インフラの腐食予測モデル作成。物質・材料研究機構(NHK) 酸素消費を要因としたコンクリート中の鉄筋の腐食に関する解析的考察(李,松浪,栖原,辻) 鉄筋の錆は酸化作用で生じる。緻密なコンクリートは酸素の供給が難しいので腐食を進展させにくい。 風況と周辺地形を考慮した飛来塩分量予測手法に関する研究(田村,佐伯,斎藤) 飛来塩分量は4m/s以上の風速の二乗の積算値と相関があることが確かめられた トラックアジテータにシリカフュームスラリーを後添加して製造したコンクリートの基礎的性状(井貝,佐伯,斎藤,池浦) シリカフュームスラリーを後添加することによりコンクリートの塩分浸透抵抗性が向上 塩素固定化材を混和したモルタルと内在塩分を多く含むコンクリートを打ち継いだ場合の塩化物イオンの移動挙動(宮口,盛岡,山口,武若) フリーデル氏塩として結晶構造内に固定化する塩分固定剤 SSI工法(塩害対策工法研究会) 鉄道総合技術研究所と旧日本道路公団試験研究所との共同開発による塩害抑止工法 凍害 凍害は3ケースある。 (1) 内部組織が脆弱化するケース。 (2) 表面から組織が緩んでスケーリング(=薄片に剥離)や微細ひび割れ(=細かい模様のひび割れ)が生じるケース。 (3) 骨材品質が悪く円錐剥離するポップアウト。 * 注意:気温は、風の影響や高度の影響などを含めた現地の気温。 各種結合材を用いたコンクリートのスケーリング抵抗性(吉田、田口、名和、渡辺) コン クリ ート の凍害に関する劣化外力の評価方法(藤 原忠司) 外部環境因子と実構造物の凍害劣化との関連性(林田、田口、遠藤、草間) 外観評価が高いほど凍害の深さが深い 凍結防止剤はコンクリートに辛い ・融雪剤によるコンクリート構造物の劣化研究委員会報告 ・コンクリートのスケーリング劣化に及ぼす凍結防止剤の種類およびその濃度の影響(高橋,丹後谷,小山田,羽原) コンクリートのスケーリング劣化に及ぼす凍結防止剤の影響(小山田,羽原,高橋,早坂) 複合劣化 有名なのはASR、塩害、凍害、中性化 コンクリート構造物の劣化機構の推定(戸原 治) 凍結融解および凍結防止剤によるコンクリートの複合劣化に関する調査(田口、小尾、遠藤) 高温環境下での塩害・中性化の複合劣化における塩素イオンの濃縮現象に関する調査(関口、廣永、松村、白井) 科学的浸入・腐食 化学的浸食の対策としては、 ・酸性劣化に対しては中和剤散布。 ・塩類、特に硫酸塩には耐硫酸塩ポルトランドセメントの使用。 ・下水の微生物による劣化に対しては抗菌剤塗布、中和剤散布、嫌気性細菌を抑制する換気などがある。 ・プラスチックなどによるライニング。
硫酸塩劣化事例-エトリンガイトの遅延生成(DEF)に関する研究(平尾宙) イ)300℃以下:すす付着
コンクリート補修工法に関する実験的研究(片平博) ケーブルを使った補強:「橋の垂れ下がり」という難題を切り抜けた斬新な橋の補強対策 14号松原線 喜連瓜破高架橋(阪神高速) コンクリート低圧注入の部屋 用水路・排水路の補修方法について(嶋瀬、中木) 応力解放法による残留プレストレス力の推定(ショーボンド建設)
補修により痛めることのないように! 補修・補強工事の手抜き 中央道のトンネル天井版落下事故以降、維持管理の重要性をエンドユーザーや納税者は納得してきている。 メンテナンス工事に関心を寄せる国民が多い中で、手抜きを行う者がいる。 フザケルナ、 土木業界から出ていけ! ある道路壁の補修。 これ正しいカットですか? フェザーエッジです。電動カッターで切れ目を入れましょう。 補修で手抜きは勘弁願いたい。(u.yan) 耐久性とコンクリート表層部 非破壊試験を活用したコンクリート構造物の管理・検査(土木研究所 森濱和正) 非破壊・微破壊試験によるコンクリートの耐久性評価に関する研究(木村嘉富、渡辺博志、古賀裕久) トレント法 「耐久性能検証技術の構築を柱としたRC構造物群の合理的維持管理体系へのパラダイムシフト」 微小空隙中の微速透水現象の支配機構と 飽和コンクリートの液状水挙動モデル(岡崎、岸) 各種シラン系表面含浸材の塩分浸透性の評価(岡本、宮原、白井、山中) Nより粗いBB、W/C50%で浸透深さ5mm シラン系表面含浸材について(JCI) 「美シール工法」(東大 石田研) 表面被覆材の裏でひび割れ進展、JR神戸線高架橋のコンクリート剥落(2020.1. 日経XTECH) 繊維入りの表面被覆材が点検を困難にしただけでなく、不安定なコンクリートを巨大ブロック化させた可能性もある。 透水型コンクリート型枠シート コンクリートに火山灰を混ぜる 小樽港北防波堤と広井勇博士(土木は面白い) 立神係船池(佐世保市) 吉村長策 日本コンクリート診断士会 下水道の管渠内部や構造物狭隘部の点検にマイクロドローンの利用が考えられるが、搭載機器と画像解析精度との兼ね合いを考慮すること。 |